<横浜ベイスターズ〜「気がつけば」尽くしの前半戦〜>
開幕から中日に2試合連続サヨナラ負け。
もうこの時点で、「今年も最下位か・・・」と腹を括っていたのだが、そこから微妙に勝っちゃったりしてた。

気がつけば、ジャイアンツに前半戦だけで9勝し、去年・一昨年とカモにされたタイガースにもそこそこ勝ち、苦手のスワローズにも勝った。

これはひとえに投手陣がしっかりしてきたおかげではないだろうか?
それこそ、開幕してから1ヶ月は岸本だの佐々木だのぐにもつかないようなリリーフ陣だったが、交流戦くらいから先発陣も含めて投手陣がしっかりしてきたと思う。

その先発陣の中で、一番輝いているのはやはり門倉だろう。
交流戦から1軍に合流したが、開幕からローテを守っているセドリックが7勝なのに対し、前半戦だけで6勝をあげた。
気がつけば、門倉がエース格になっていた。

佐々木が離脱したストッパーを務めているクルーンも収穫の1つだろう。
当初、スピードはあってもコントロールが悪いと言われていたが、いざストッパーにおさまってみるとあにはからんや。
テレビで見るだけなのだが、言われるほどストレートのコントロールは悪くない。
変化球のコントロールがちょっと悪いかな?と感じるが、それも目をつぶれるレベルの悪さ。
クルーンも気がついたら2勝0敗16セーブと、リーグ4位のセーブ数をあげている。

打線はやはりタイロンの穴を埋め切れなかった感じがする。
新外国人ウィットは不振を極めシーレックス行き、石井もトップバッターとしての仕事はしてはいるが、何か物足りない。
4番佐伯も去年に比べたら相当スケールダウンした感じがある。

しかし、近年欠けていた打線のつながりは帰ってきたと思う。

石井が出塁し、種田(その後小池)がどんな手を使ってでもランナーを進める。
そして、まず3番金城で点を取る。

「3番金城」は、前半戦に限らず、今年の打撃面での一番の収穫と言えるだろう。
打率3割もさることながら、50を超える打点がそれを意味している。

「3番金城」こそが、マシンガン打線復活の鍵と言ってもいいだろう。

だが、3番は埋まったが、4・5番は未だ不透明なままなのも事実だろう。
それこそ、5番は多村が3割4分4厘、21本という好成績を出していたが、知ってのとおり交通事故で離脱。
オールスター明けには復帰できるとは思うが、離脱前までの力を発揮できるとは到底思えない。
多村離脱後は種田が5番だが、多村復帰で2番に戻る可能性はある。
とすれば、2番小池は開幕当初の6番に戻るだろう。

7番村田がそれなりに好調、それこそ満塁で力を発揮しているので、個人的には後半戦もこのまま5番種田を貫いてほしいが・・・

最大の誤算は4番佐伯ではないだろうか?
まぁ、佐伯もベテランなので、後半戦に向けての戦い方は考えているだろうが、考えていてほしいほど前半戦はひどかった。

4番としては物足りなさ過ぎるのだ。
まぁ、去年までの4番タイロンに毒されすぎたせいだろうが、だとしても物足りない感じはするのだ。

それでも、気がつけば横浜は3位で前半戦を折り返した。
このまま、シーズン終了時には「気がつけばベイスターズ」になっていてほしいものだ。

<千葉ロッテマリーンズ〜幕張に吹き荒れる嵐〜>
開幕戦、新規参入のイーグルスにまさかの敗戦。
しかし、開幕第2戦は26−0と圧倒的な力を見せつけ勝利。

ここから、「今年は何かが違うマリーンズ」が始まった。

オリックスに弱いのは相変わらずだったが、ホークス・ライオンズ・ファイターズと、去年のプレーオフ進出球団を圧倒。
チームも何かがとりついたような強さを見せ20以上の貯金を作り、交流戦も首位で切り抜けた。

そこからマリーンズの試練が始まった。

交流戦明けのホークス戦に連敗。
そこから前半戦終了までにあげた勝利はわずかなもの。
首位の座もホークスに明け渡し、逆にゲーム差をつけられてしまった。

3位まではプレーオフ進出圏内とはいえ、やはり首位でレギュラーシーズンを終えたい。

オールスターには10人もの選手が選出されたが、同じリーグの仲間として出場するホークスの選手から秘訣でも聞き出して、後半戦から突っ走ってもらいたいものだ。

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